つきひざはやる気ないからね

「いや、やる気はあると思いますが・・・」

NW24考察・津田大介さん

 2011年秋のパイロット版から登場されていた津田さん。実は私は、2012年春から始まった「NEWSWEB24」のネットナビゲーターは津田さん以外は誰も知らない状態でした。だから最初1週間この番組を見た時、「この人達はスマートフォンが使える人たちなのかな?」と変な期待をしたものです・・・(別に津田さんは電気屋さんでも携帯屋の店員さんでもありません)。

 

 ただ、パイロット版から津田さんを見た時、心が妙にざわついていたのを覚えています。それまでNHKのストレートニュース(10分~15分ぐらいで、主に男性アナウンサーが記事を読んでいく番組)の静かな流れに慣れきってしまっていた私は、女性である橋本アナが番組を進行していくのも違和感を覚えましたし、特に何かの専門家、評論家ではない(今はそのスタンスがいいんだと思いますが)津田さんがコメントをするのにも一種のむずがゆさを感じていました。ツイートの内容も次第に荒れたものになっていきました(すみません)。

 

 だけど、荒れたツイートをし、モヤモヤしながら番組を見つつ、考えたことがあります。「この番組は、少なくとも1年間は続く。だから、どうにかして、この番組を1年間楽しむことが出来ないだろうか?」と。番組を見るのは勿論、ツイートで参加したり、放送後記を見たり・・・自分の中でいろんな試行錯誤が始まりました。それで徐々にNW24体制に慣れていって、楽しみを見つける事ができるようになりました。

 

 皆で何かTwitterで大きなことをしようと常に問題提起されていた津田さん。対照的に私はのんきにその日のことを書いて淡々と過ごすことが出来ればいいや、とか思っています。あと、昔の記事でも書きましたが、私は正統派の主人公よりはそれを一歩引いたところから見てる人物が好きです。津田さんは何だかんだで5人の中では1番の有名人。さて、どうやって立ち位置を理解しようか、と。いや、多分津田さんに似たような男の子が同級生であっても「学校行事に精力的に生きてる子」って感じで敬遠してたような気が・・・。とりあえず、津田さんのツイートを見たり、著作を少し読んだり、とにかく慣れて、価値観に触れることを心がけました。たまに放送後記などで見せる「フツーの人」オーラ(「居酒屋で何かを選ぶ瞬間が楽しい」とか)にはやけにホッとしたりしたものです・・・。

 

 そんな津田さんは、2013年3月11日(日付またいで12日)の放送に出演されました。NW24放送前まではいわきにいたこと、「復興できない原因は何か」というツイートに「当事者意識であり、日本の問題」と答えられたこと、そして「家庭の医学」アプリを入れておくと役に立つことなど、常に被災されてる人、その人のために何かできることはないか探している人、寄り添う立場にいた津田さん。その力強い生の声を聞けて本当に安心しました。そして、これから(2013年4月~)はNHKの朝のラジオでもお会い出来ますね。津田さん、ありがとう。